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VHSアソート10本セットを楽しむ
いろいろ10本セットで50円のVHS。昨夜の一本は『PULS SHOCK』というホラー映画。

引っ越してきた一家が家の中の電流に襲われるという趣旨なのだけど恐怖やスリルを感じるシーンは皆無。主役の小学生くらいの男の子はおっさんみたいで憎たらしい甘めのマスク。フォーリーブス5人目の新メンバーに迎え入れてもOKです。観終わってすぐに寝たけど、その証拠に私の夢の中には映画の要素と思われるかけらも出てこなかった。唯一恐怖を覚えたシーンと言えば、パルスの引力で飛んで来た小っさいネジが父親のおでこにピッと刺さったと思われるシーンのみ。しかし我が家の旧型テレビデオがVHSとタッグを組めばそら画質も悪いわけで観るのも必死。しかもホラーの世界で恐ろしい事件が起こるのは夜と相場は決まっているわけで。この映画、理由はわからないけど電流のやつが怒り狂ってコンセントから火を吹いてぶっ飛んだりするため、たいがい家の中が暗くて肝心の場面はほとんど肉眼ではわからない。ただ真っ暗の画面の中の父親が痛そうにおでこを押さえていたので“あぁ、さっきのあのネジ刺さったわけやな?”と推測。だいたい新居に越してくるなり子供はこの家のテレビがおかしいことを両親に訴えていたし、近所のキッズだって彼らの新居が危険だってこと親切にも指摘してくれていた。やがて次々起こる怪奇現象でその信憑性に確信を持った妻はここを出たいと亭主に訴えるもそんなもんお前らの気のせいやろと耳も貸さなかったアホ亭主。あげく子供はガラスが刺さる大怪我、妻は熱湯の出るシャワールームから出られず全身大火傷を負って瀕死(そのわりには背中にミミズ腫れが数ヶ所見えただけだけど)というのに、このうすのろの亭主だけがおでこに小っさいネジが刺さって(憶測)気絶しただけというそんな理不尽な結末はある意味でイカす。きっとこれがブライアン・デ・パルマだったら太めのビスを眼球に刺して血飛沫あげてたと思うけど、この映画、血は一滴も出てこなかったし精神に訴えかけるやつでもなさそうだ。かと言って映画に込められたメッセージを探るのはナンセンスだと思うのだけど、車で家族が新居に向かっている冒頭のシーン。車の窓を開けようとボタンを押そうとする子供に“その窓一度開けたら閉まらないのよ”と母親が言うのだ。開閉ボタンの作動がおかしいことをほのめかす何気ない場面なのだけど、これが手動で開閉できる窓だったら何ら問題ないのにこれだから電動ってめんどくさいよね、電気物は壊れると融通が利かないからねって匂わせるところ。あとお向かいの変人呼ばわりされているおじさんが電気を使わない生活をするために引っ越して行くシーンがあるのだけど、“ランプの灯りもいいもんだよ”と残す言葉から最新テクノロジーの過信を皮肉ったメッセージを挟み込んできよった監督。これが“さぁ自然回帰しようよ”と巧みに訴えかける説教くさい内容だったら後味も胸糞悪いけど、なんせ出来が悪いゆえ終始意味不明なのが好感度も高い漏電映画の傑作だ。しかしいくらエグみを極限まで抑えたファミリー向けの作品にしても、小っさいネジがお父さんのおでこにピッて。やっぱりこういうのって神妙な面持ちで打ち合わせとかするんだろう。絵コンテとかあって。それなのに全員一致でこの案にGOしてしまった大人たち。あのくらいのネジなら別に私でも刺さっていい。

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あと9本も楽しめるん、げらげら。
| のぐ | 2015/02/05 9:17 AM |
げらげらっていいな〜!
| 山田 | 2015/02/10 9:01 PM |









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