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インテリアのポイント
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次の連載は居酒屋で見たり聞いたりしたことを私なりに書くというもの。今日は編集者たちと、その一回目となる居酒屋へ行った。この先は原稿になるので書けないけど、いつになく刺激的な時間だった。お酒を飲めない私が普段立ち入ることのない繁華街も、1人ではとても入り辛いお店の引戸を開けることも、知らない陽気なお客たちとの触れ合いも、全てが新鮮だった。よくお酒が飲めないと損をしてるという人がいるけど私はそれなりに楽しんでいる。ただお肉が食べれないからお店の人にいちいち材料を確認しなければいけない。それが心苦しいけど。



結局食べれる物が少なくてお腹が空いたまま帰宅。生のトマトとバジルでスパゲティを作った。なんだかんだ言ってもやっぱり自分の作るものは最高で、私の喉を潤すものは水があっている。それに何が好きかって食後の食器を洗うことやシンクを磨くこと。長年愛用しているお気に入りのガスコンロを、もう2度と調理で汚したくないと思うほどピカピカに磨き上げること。そして今日はとりわけ何が楽しいかって、それは先日買った布で作ったエプロンをしていること。さくらんぼ柄のかわいいエプロンは防水素材で仕事がはかどる。仕事を終えた食器や鍋やキッチンツールを元の場所に戻していく作業は清々しい。いつか汚い台所の人が、ぴかぴかのうちのキッチンを見て狂っているだとか潔癖だとか神経症だとかって私を嘲笑していたっけ。でも不衛生な台所で作った食べたくもない料理を出してきて500円を徴収するちゃっかりさを私は尊敬さえしていた。また、あいつがあんなに太っていた理由は何でも揚げ物にするからなのだった。あいつは新鮮な紫蘇の葉でも焼き海苔でもとにかく衣を付けて油にぶち込んだ。今日もどこかであいつはガサツな料理を作って後片付けもしてはいないのだろう。そして己の怠慢から生み出す必要のなかった小さな命たちを量産。ゴキブリホイホイという世にも残酷なハウスに誘って皆殺し。台所の四隅に配置されたそれがあいつん家のインテリアだった。







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